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第96回中国四国外科学会総会・第26回中国四国内視鏡外科研究会

会長・当番世話人挨拶

第96回中国四国外科学会総会 会長挨拶 第26回中国四国内視鏡外科研究会 当番世話人挨拶

第96回中国四国外科学会総会 会長挨拶

第96回中国四国外科学会総会
会長 渡部 祐司
(愛媛大学大学院 医学系研究科 消化管・腫瘍外科学講座)

 この度、第96回中国四国外科学会会長を仰せつかり、伝統と歴史ある本学会を愛媛で開催させて頂くことを大変光栄に存じます。
 会期は2021年9月3日(金曜日)、4日(土曜日)の2日間を予定し、ANAクラウンプラザホテル松山を会場とした現地開催に向け、第26回中国四国内視鏡外科研究会髙井昭洋当番世話人と共に、現在準備を進めております。
 2020年は、新型コロナウイルスの影響で多くの学会や研究会が中止や延期を余儀なくされた1年でしたが、Web開催等を工夫することにより予想以上の成果もみられています。中でも、学会継続と高いクオリティーの維持のため、第95回本会総会会長の中村廣教授と第25回当研究会当番世話人藤原義之教授がはらわれたご努力に敬意を表したいと思います。来年の本会を松山で開催できることを期待しますが、まずは感染が終息し、延期された東京オリンピックも無事開催された明るい雰囲気のなかで本会が無事現地開催できることを祈念します。学会開催の地を訪れ、実際に会場で討論できる学会本来の良さを取り戻したいと念じておりますが、コロナ終息後においても程度の差こそあれ安全への配慮を継続した安全な学会を開催する所存です。
 今回の学会テーマは、「外科の変化と進化」というシンプルなテーマに致しました。数多くの外科治療の発展、なかでも肝臓移植、内視鏡外科手術やロボット手術の黎明期に関与してきた経験から、外科の進歩や発展は、医療機器や医薬品の進歩による受動的な変化と、外科医のニーズによるデバイス開発や新たな手術へのチャレンジといった進化に支えられてきたと思います。外科の将来を担う若手外科医に外科の歴史を知ってもらい、彼らの新たなアイデアを醸成してもらう機会になることを期待します。
 第96回学会本会総会は愛媛大学消化管・腫瘍外科学講座(小児外科)が、第26回本研究会は愛媛大学肝胆膵・乳腺外科学講座が担当しますが、愛媛大学心臓血管・呼吸器外科も含めた外科3科で共同して実り多い学会・研究会を開催したいと思います。
 中国四国における外科診療や研究の成果を発信し、よく学びよく遊べの精神で充実した2日間を過ごして頂けるよう準備したいと思いますので、奮って多数の演題登録とご参加をお願い申し上げます。 今後益々の本会の発展を心より祈念し、ご挨拶と致します。

第26回中国四国内視鏡外科研究会 当番世話人挨拶

第26回中国四国内視鏡外科研究会
当番世話人 井 昭洋
(済生会松山病院 外科)

 この度、第26回中国四国内視鏡外科研究会を第96回中国四国内視鏡外科学会総会の開催に合わせ担当させていただくことになりました。伝統ある研究会の当番世話人を仰せつかり、大変光栄に存じております。

 さて、会期は令和3年9月3日(金曜日)・4日(土曜日)の2日間で、会場はANAクラウンプラザホテル松山です。第96回中国四国外科学会総会会長の愛媛大学医学部消化器腫瘍外科教授 渡部祐司先生とともに、”「外科」の変化と進化”をテーマとして、鋭意準備を進めております。

 今や、内視鏡外科手術は日常診療に不可欠の手術となりました。手術の適応範囲も拡大され、国民の多くが低侵襲治療のメリットを享受できる時代となりました。したがって、われわれは、提供する手術が質の高いものとなるよう、まずは安全な手術であること、そして、悪性疾患に対しては根治性が担保される必要があると考えます。

 そこで、本会では、内視鏡外科手術のさらなる発展のため、過去・現在・未来を見つめ、”「外科」の変化と進化”を深く考察する機会となるよう、臓器別に、診断・治療・合併症・周術期管理、あるいは臓器横断的に、ME機器やロボット手術に関する話題など、多様な切り口でのご発表とご討議を期待したいと考えています。

 現在、withコロナの時代と言われ、いつでもどこでも繰り返し学習できるオンライン講義が様々な工夫のもと開催されてきています。それもたしかに便利ではありますが、多くの人々が一堂に会する現地開催には、演者や聴講者の熱量を感じられる強みがあります。

 ベテランの先生方からは豊富な経験にもとづくご意見を、中堅の先生からは施設のこれからの中心的存在として執刀してゆく中での気づきを、若手の先生には素朴な疑問から生まれる新しいアイディアを、ぜひ、本会の中で大いにご発表いただき、有意義な研究会になることを願ってやみません。

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